そりゃ愛されるよねぇ
昨夜の『櫻井有吉のTHE夜会』で、馬術で2020東京オリンピックを目指す神村ひよりさんがゲストで、まぁよくある展開として「芸能人で好きなタイプは?」という質問があり。
ここからは想像通り、
ジャニーズのぉ…
ふんふん!(くるぞくるぞぉ顔)
ジェシーさん!
ズコー!(コケつつ待ってました顔)
そして…
おれ、きのうジェシーに会ったもんね!
と、もうひとつ笑いを取りに行く。
この安定感!さすが!
アイドルにもギャグというか、笑ってもらえる要素を入れ始めたルーツは、ジジイの記憶の中では郷ひろみパイセンですな。
昨年亡くなった樹木希林さんと組んで『林檎殺人事件』とか『お化けのロック』とか、その当時あんまりバラエティとか見てなかったけど、話題になってた。
そこから少し間が空いて、少年隊のラジオがけっこう攻めてて面白かった。
ジャニーズのバラエティ進出の決定打となったのはやはりSMAPだけど、嵐はそこを拡大したと言えるんじゃないかな?
その中で翔ちゃんは、誰もが知る秀才だけど、それがアイドル活動にどう作用するか考えた上で…いや、違うか。賢くて、ちゃんと人が好きだから、楽しい雰囲気になるよう自分をコントロールしてる…いや、それも大げさか。ま、へんに気遣いさせないよう、いろいろ気遣ってる男よ。
ジジイは前から「マイナスα論」を言ってきた。翔ちゃんみたいにいろんな意味でレベルの高い…高すぎる男は、イヤミに見えてしまう危険性が高い。だからツッコミどころが大切なんだよねぇ。
人気商売であるアイドルと、家族…というか超高級官僚(当時)のパパ様を納得させる条件を、ものすごい高いレベルでバランスさせた男ですよ。凄まじいですよ。
そいや前の週の夜会でも、踊らされる展開になったけど、踊れるくせに目立ちすぎないようにMCの立場を考えて控えめに踊ってたねー。
その気の配りようが愛らしすぎて思わず
サラリーマンみたい!
とか言ってしまったが、そこが櫻井翔という人の真骨頂だわね。ビジネスマン(仕事はバリバリこなすけど周囲を見てない?)でなくサラリーマン(ちゃんと忖度ができる!)と呼びたくなった気持ち、わかってくれるかなぁ…。
ラップほか嵐の音楽に与える影響
サラリーマン?と言えば、最近ジジイの中で(いまさらですが)『バズりNIGHT』がバズってましてw
あの歌詞世界!書いたのは翔ちゃんじゃないみたいだけど、翔ちゃんが歌うことを前提につくられてる気がするんだよなー。
御意 御意 御意 ごもっとも
御意 御意 御意 さすがです
御意 御意 御意 明日も早いですね!?
そろそろ…
明日も早いですね!?よ、じゃなく、ね!?…このフレーズの重さよw
全体的にサラリーマン(ジジイの中でビジネスマンじゃないのは前出の通り)の物悲しさ?を徹底的にぶっ壊して否定するわけでもなく半笑いくらいの感じで再構築するイメージ?
なに言ってんだろうオレ?
しっかし、名曲!ジジイがサラリーマンだったら3次会のカラオケで上司の前で歌いたいけど、最近会社で飲みに行ったり…ましてや朝まで付き合ったりしないらしいからねぇ…こういう(一歩引けば)趣のある世界観も味わえなくなってるんだろうねぇ。
そして、5x20のライブ参戦でやられた『LUCKY MAN』だよ。あれのラップは翔ちゃんじゃないのかな。でも翔ちゃんが歌ってるし、めっちゃムズいじゃん。なんつっても日本語をいい具合に解体しちゃってる感じがシビレルんだよねー。
回覧板班?なんだそれ?www
もう、めっちゃ好きな曲やー!
ジジイはラップって…亡くなった某大御所文化人のラップアルバムに参加したことあるけど、そんなに興味のあるジャンルじゃなかった。てか、むしろイキってる日本語ラップのダサさ…ラップ=ギャングカルチャー…みたいな一元的なものの見方がね
底、浅ぁー!
とか、心のなかでdisってたタイプだったからね。
もちろん某大御所は違ったけどね。某大御所だから違う、と思ってた。
いまでもラップバトルとか、偽悪感が本家マインドと日本は合ってない気がして、どうなん?とか思う。
でも翔ちゃんのラップは基本ポジティブで楽しいのがいいんだよね。
で、ラップに現れる翔ちゃん個人の持つ幅の広さが、嵐の音楽性の広がりにもそのまんま出てると思うんだ。賢いシリアス路線から、どーしよーもなく破壊的なおバカ路線まで。
しかも、放っておくとピアノ弾くからねwかなりガチでw
もうね、年かさの男としては
櫻井おめぇーw!
と言いながら、3次会のカラオケスナックでヘッドロックしてガシガシやりたい気持ちになるよねぇ!
サラリーマンだったらボーナスの査定は高そうだな!
エピソードトークの達人&嵐の官房長官
人間誰しもマイナスな部分はあるけれど、ジジイが想像しうるどんなマイナスがあったにせよ、櫻井翔という人は別腹である。
別腹?
別格といえば、嵐のメンバー全員がそうなので、別腹としたのだが。
エピソードの面白さがかなり食後を満たしてくれそうじゃない?
5才のころママと喧嘩して渋谷から徒歩で帰宅するときバスから眺めているママにガンたれた話w
イボ治療に耐えるご褒美チーズバーガーにポテトが追加された話w
ビジネスで自己紹介するときエピソードトークを入れると効果的とはよく言うけれど、整理しつつ面白く語るのはかなりムズカシイ。そこを翔ちゃんは、ものすごく上手にこなす。
それもイヤミじゃなく、自分をちゃんと落として面白く語る。
ジジイは苦手なぶん、翔ちゃんのすごさがよーくわかる。
さらに、休止会見での進行と質問のさばき方。
某記者の「無責任では?」発言に対して、少し熱量を上げながら(感情を乗せながら)も、きっちり誠実さを感じさせる反論をする技術…まさに嵐の官房長官。
そんでいて、だよ。このビジュアルの整いっぷり。
こんな高性能な人材を、誰が放っておくだろうか?ってことだよね。
自民党の中曽根康隆衆議院議員と幼馴染だというし、小泉進次郎議員とはよくNEWS ZEROでからんでるし、目を離したらぜったい引っ張られるぞ、あっちの世界に(すでに誘いはかけられてると思う)。
いろいろモテモテでファンもひやひやだと思うわ!
おーい、ショウ子さん、今度ジジイとラップバトルしようかのぉ?
※その昔、コピーライターの超大御所、仲畑貴志さんが新潮文庫のために書いたコピーです。