A・RA・SHIはA-RA-SHIにRebornした
2019年も押し迫って、またさらに攻勢がスピードアップしてる感じだけど、あの『A・RA・SHI』の新バージョンが出ますよ!!!!!ってのは、ちょっとサプライズ気味にやってきた号外的ニュースだったよね。
ツイッターのタイムラインといっしょにお祭りに参加するように、その時を待った。
しかし、直前になって、どこから聴く?ってので(わが家的に)混乱して、慌てて経理作業中のMacBook Proを電源から引き抜いてリビングに置いた。
ずっと会費を払ってたらしいけど忘れてたAppleMusicから聴くことにした。最近、夜中のBGMは無料のSpotifyを中心に聴いてたんだけど、ちぇっ、もっとAppleMusic使っときゃよかったぜ。
そんなことで、よく考えたら画像はないんだからスマホでもよかったんだけど、なんかデーンと置いて待ち構えたかったんだな。
時間が来た。
表示が出た。
3分25秒のあいだ、いっしょに聴いていた家族も、声を出さず聴き入っていた。
あの耳馴染みのある曲が、どう変わったのか。ん?
判断保留と賛否両論と
家族の感想は、なかった。
ま、つまり、どう判断していいかわからない、という感じだった。
ジジイも、そうだった。
もちろんこのチャレンジに水を差すつもりは毛頭ないよ。けど、諸手を挙げて
すげー!!!!!
とは言いにくかったよジジイ的には。
新しいものに接したときって、人間はとまどってしまうことがよくある。
ま、そんな感じだった。
しかも、あの慣れ親しんだ曲が、ガラッと変身してるんだから。
ガラッと変身させないと、出す意味もないし。
と、いろんな感想が渦巻いて、共感できそうなコメントをツイッターに求めた。
おおむね好意的な意見が多かった。ジジイのタイムラインはやさしい大人の女性が多いので、噂に聞くような気配を感じることはあまりない。
が、
誰のための曲なの!?
という思い切った(とジジイレベルでは感じた)も発見して、やっぱりそういう意見もあるだろうなぁ、と思ったよ。
マーケティングはどう出るか?
SNS参戦と同時にリリースされた『Turning Up』は、なんつっても歌詞で
J-POP!
と言ってるくらい、嵐20年目にして完全に海外マーケットを意識した曲であることは明白だった。
誰のための曲?と問われれば、イヤな言い方をすれば、これまで出会ってない海外のファンのための曲、と言ってもいいだろう。
で、まぁ考えれば想像できたはずなんだけど、Rebornさせる意味も、そこにあったわけだわな。
ツイッターにも書いたけど、ビートを全面に押し出してヴォーカルにもテクノっぽい感じのエフェクトをかけたりして、クラブでかけてくれることを期待した楽曲という感じだと思った。
エンターテインメントの本丸である北米の攻略を強く意識している感じがする。
そこで受け入れられそうな楽曲的要素を散りばめているので、既存のファンには違和感を覚える人もいるだろう。
世界に対するマーケティングをベースにした楽曲だから、これまでの「エモかっこいい」嵐とは違う印象がある。
これが、どう作用するか、だな。
ジジイはその昔、「コンテンツはマーケティングでつくれる」と豪語するボスの下で働いていて、それなりに研究もしたことがある。
ある程度正解だし、ある程度不正解だ。
だから、ジジイにはテストマーケティングに聴こえたこの2曲が、はたして世界にどう受け止められるのか。
面白いチャレンジだと思う。
嵐だからできる、価値のあるチャレンジだと思う。
なので、曲の賛否は、感情論でなく、彼らのチャレンジに敬意を払いつつ、冷静にできればいいんだけどな。
そういうジジイが、いちばんまとまってないなー。ゴメン!