1周年の翌日に
ほんとは27日…1年前の話を書こうと思ってたんだけど、Netflixの“ARASHI’s Diary -Voyage-”の更新がありまして。それを観たら、先に触れないわけにもいかない気がしたわけでして。
初回がけっこう生々しかったから、その噂を聞いて引いたり、現実を観たくない…というファンがいたり…という意見にも接してたけど。
第2回目は、打って変わって…とまでは言わないけど、いわゆる通常の嵐のオフショット、という体になってたよね。
例のワチャワチャありで和やかに観ていられる。ジジイは知らなかったけど、「定番の」ネタも披露してくれてるらしい。
堂々としたディレクションぶりよ!
第2回目のメインキャストは、敬愛するMJ様こと松本潤氏であると言っていい。
ステージを作り上げる“クリエイティブ・ディレクター”としての仕事ぶりが多く描かれている。
と言っても、一般の人には、わかったようなわかんないような、そんな仕事だと思う。
ジジイはCMやグラフィックなどの広告制作の現場しか知らないので、舞台演出やショーとはもしかしたらビミョーにニュアンスの違いがあるかもしれないが、ざっくりいうとクリエイティブ・ディレクターとは“全件責任者”である。プロデューサーも立場的には近いが、「どう見せるか」についていちばん偉い。
2018年末に観た、あのめくるめくステージの制作について、一切を取り仕切ってたのがMJ様だったのだなーと感慨深かった。
うわぁぁぁぁ!なんてキラキラなんだー!
そりゃジジイもクリエイティブ業界それなりに長いし、いくつかのコンサートも観ているけれど、嵐のステージは出色だった。
じつは、ジジイは、ジャニーズの演出について、メンバーは「お飾りとして」名を連ねてるくらいだろうと思ってたんだよね。
けれど、“ARASHI’s Diary -Voyage-”第2回目を観て、その口ぶりは「演出されたものではない」ことがわかった。
なので、心のなかで、
MJ様、ゴメンナサイ!
と言いました。
あの打ち合わせの停滞感、気にしているところが場面の転換だったり、その際の光の具合だったりタイミングだったり、そのディテールがジジイも多少経験した「演出の企画会議」のリアルなんだよね。
あと、テーブルの上のお菓子ね。
こりゃマジだ!
また裏方アラートが鳴るわけよ
演出という仕事は、見えないものが見えないとできない仕事である。
その場には、もちろん、ステージそのものがあるわけでもない。実際に演者が演じているわけでもない。
しかし、それが「あるもの」として想像し、つくりあげていく。
見えない時間の流れも見なきゃいけない。
ジジイの感覚だけど、打ち合わせをしていて、見えないシーンが見えているスタッフは、半分に満たないのではないだろうか。
でないと、悩むに至らないんだよね。あー、意識が飛んでるなー、てのが眺めてるとわかる。
夜から朝まで12時間とか打ち合わせ?会議?したら、さらにわかる。
じぶんごととして捉えられないと、会議に参加しているのもツライからねー。
はっ!昔のじぶんのこと言ってた!
それはさておき、思うのは、何度も書いてきたけど、MJ様は裏方に興味があるだろうけど、そこに収まるのはもったいないぞー!ということで。
蜷川巨匠とか、といういった一流どころと仕事したり、ジャニーズ含む同世代との対抗心もあるだろうけど、負けたくない思いは強いんだろうと思う。
MJ様としては、数年前の『世界1のSHOWタイム』以降MCの方向を切った感じがするので、そこから演出意向が強くなってったのかなーと言う気がする。
そして、今回のVoyageで、より演出方向への切れ味を見せられて、めっちゃ複雑な気持ちになったよ。
MJという個人の舵
あんまり指摘したくもないけれど、嵐としての活動は、とりあえず「あと1年」という期限がついている。
その中で、残る嵐のメンバーの中で、MC的な方向性…バラエティ的な人前に出る方向性を見せないのはMJ様だけなんだよね。
では、2021年1月1日からしばらくのあいだ、MJ様はどんな姿を見せてくれるんだろう。
ムロツヨシやノブコブ吉村といっしょに『倶楽部MJ』を展開してくれればいいけどなー。やってくれそうにないんだよなー。
やっぱり、なんか、裏へ裏へ潜行していく危惧もある。
と、ここまで書いて、いや…と思った。
ジジイと同じように感じている人や業界関係者は少なくないはず。あのMJ様を裏に留めておくことはないだろう。
やっぱり、MJ様はスターだし、スターであるべきなんだよ。
ファンがキャーキャー言ってれば届くはず。大丈夫!だよね。
おーい、ジュン子さんやー。むかしはクリエイターってモテない反動でなったもんだけど、どーなっとんじゃ?