MJ様のインタビューで
昨日ツイッターで見かけたんだっけかなぁ。たぶんけっこう前の記事だと思うけど、ほんの小さなコラムで、ちょっと若いMJ様が
(いま)ブライアン・イーノが好きで、一度会って話したいから、そのときまで生きててください。
みたいなこと言ってて、えええっ?てなってね。
ジャニーズのトップアイドルである松本潤氏の口からブライアン・イーノという名前が出てくることにびっくりしたのですよ。
その名前は、その道の人にはめっちゃメジャーだけど、知らない人はまったく知らない。
さっき、うちの(そこそこ好事家の)妻にその話をしたら、
へー!
知らなかったみたいで、ちょっと驚いてた。
wikiとか読むと、そのあたりが好きな人はゾクゾクする名前が連発してるね。
ジジイはブライアン・フェリーとかデビッド・ボウイとかの芸風とMJ様がたしかに少しかぶるかも!と、ちょっと沸いたけど。
円盤時代にはできなかったこと
ジジイはそのあたりの知識がちょっとだけあるから妙にコーフンしたけど、いかにMJ様のファンであろうが、インタビュー当時、その音楽的な興味のルーツまでたどった人は多くなかったんじゃないかな?
これまでは。
ところが、嵐さんがいきなりサブスク解禁、デジタル配信サービスでアルバム音源まで気軽に楽しめるようになると、そういった「推しの好きなもの」を気軽に確かめられるようになるのよ。
それってすごくない?
円盤時代は、そんなことできなかった。
TSUTAYAに行って、MJ様が気になってると言うから、ロキシー・ミュージックとか、キング・クリムゾンを探して、借りて、聴く。
そんなことする人、ほんのほんの一部だったはず。これまでは。
いや、気になった人はもっといたかもしれないけれど、推しが「気になるアーティスト」のCDを、わざわざ時間もお金もかけて借りてくるみたいなこと、したことある人?
はい、2名だけでした!(想像)
けれどさ、それが超気軽にできるようになったんだよ。ネット配信…ていうか、定額音楽配信サービスって。
めんどくさかった音楽が身近になった!
ジジイは一応音楽ファンである。
この趣味が始まった若いころ、レコードを買うか、友だちや「貸しレコード屋」から借りて、カセットに取り込んで…ってプロセスが必要だった。
時を経て、ジジイになって、「音楽が趣味って言えるのか?」とか考え始めていた。
だって率直に言うと、
音楽ってめんどくせーなー!
と感じてたからさ。
じつは、若いころさんざん音楽を浴びてきたけど、最近ちょっと遠ざかってるかも…という初老のご同輩(!)は意外と多い気がするんだよね。
ジジイ的には、若いころって音楽ってファッションの一部だったからがんばってたけど、年を重ねてくると新しいものを探るのがめんどくさくなってきたのね。
プロセスのせいで。
けど、iPodが出て、TSUTAYAや図書館(!)から借りてきたCDをせっせとMacに取り込んでプレイリストをつくり、喜んで持ち歩いたんですよ。
それがiPhoneに変わっても、収録曲は昔から好きだった洋楽のオールドロックを中心に、昭和歌謡とか、ボサノヴァとか、ジャズもレゲエもプログレも、童謡唱歌も、クラシックも…。節操なく6,000曲以上は入ってる。
とはいえ、配信サービスを試してみてから、さらにはっきりと楽しみ方が広がった。
むかし名前はよく聞いたけど音源は聴いたことがなかったアーティストとかに気軽にアプローチできるようになったのは、ジジイ的には画期的なことだったよ!
いまもブライアン・イーノ聴きながら書いてるし!
いや、イーノも名前は局所的に超メジャーだったけど、いわゆる「趣味人向け」アーティストな感じだったから、円盤買うまでには至ってない。
けど、サブスクだと気軽にお試しできるんだよね。
これは音楽の趣味をすごく豊かにしてくれる21世紀ならではの革新だよね(てか21世紀表現が古いか…)。
音楽だけじゃなく、映画とかも、とても身近になった。でもやっぱ拘束時間が比較的短い音楽がさらに気軽になったのは、すごいことだと思うよ。
MJ様のブライアン・イーノはインパクトがあったけど、ほかのメンバーの音楽的ルーツも、そーゆー意味ではたどりやすくなったのぉ。ぜひ教えてもらいたい。
こーゆーミライは、とても素晴らしい!
さて、ジジイはいま、Spotifyの無料プランでブライアン・イーノを聴いているんだが、一向にCMが挟まらない。確認してみたら60分50秒の大作じゃw Spotifyは無料でも大盤振る舞いじゃのぉ!