松本潤は荒野にいる

松本潤くんのこと

ヒリヒリするんだよねぇ

嵐さんのYouTube公式チャンネルでライブ配信が11月3日の11:30にぃ?というニュースがあって、気持ちは右往左往しているんだけど、その前にふと書いておきたくなって。

えーと、文脈的には全く関係ないが、昨今、MJ様の後輩舞台演出について、いろいろ意見が飛んでおるな。

うれしい!後輩を大切にするなんてサイコー!という声がある。

裏方のことばかり目を向けないで!じぶんが演者だってことを忘れないで!という声もある。

どっちもあるし、ジジイはとくに後者への危惧をずっとグダグダ書いてきたと思う。

ただねぇ…そう書いてきたのは、裏方というか、演出ももちろん脚本とかへの興味が強くあるんだろうなぁ…と勝手に感じていたところがあって。

てのは、まぁ、蜷川幸雄さんもそうだけど、MJ様が「昭和の演劇」に強い興味を持っているんじゃないか?って妄想が徐々に強くなってるのよ。

いわゆる70年代とか80年代とかのアングラ演劇とか、きっと好きなんだぜ?

あのころはコマーシャリズムの夜明け前っていうか、芸術における実験とか多方面で多数やらかしてたからねぇ。

『あゝ荒野』を演じたことで、寺山修司とかも興味あるんだろうなぁ!と。

ヒリヒリさせたら天下一品の人だったからねぇ!

寺山修司に松本潤

MJ様が故・蜷川幸雄氏演出の『あゝ荒野』で主演を張ったのは2011年の秋ですか。

ちょうど東日本大震災の年だ。

その年に、MJは超エキセントリックな演出家であり、フォトグラファーで映画監督の蜷川実花さんのお父さんである鬼才の舞台に立った。

で、その脚本は寺山修司だ。

いまの時代の伝言ゲームでたどれば、蜷川実花→蜷川幸雄→寺山修司、だろう。

一番最後に名前が呼ばれる。

つまり、半分くらい忘れられているんじゃないかな。

ジジイは、なんつーか、寺山修司には以前から惹かれるものを感じていて。そこがMJ様ともしかしたらシンクロしてるのでは?とか勝手に思ってたのよー。

寺山修司は、青森県生まれ。(たしか)俳句で世に出て、歌人、劇作家、映画監督などマルチな才能を表した人です。

この人の著作は何冊か読んだりしたけど、ジジイの感想は基本的には「コンプレックスの人」であると思っています。

その屈折が、観る人の肉をえぐるように鋭く迫ってくる。

ここから先は本棚のある部屋に行けない時間なので記憶で書きます(あとで修正する可能性もあります)が、

「東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京東京」

と長渕剛の『とんぼ』にも負けないようなキッツい情念に満ちた文章を残すほど(『書を捨てよ街に出よう』かな?)当時の青森目線で東京に強いあこがれを持ち、その影が作風の魅力でもあった。

「(なんとかかんとか)身捨つるほどの故郷はありや」

上の句は忘れたけど、そんな歌を遺している。

そして、上京し、天井桟敷という劇団を結成し、渋谷の路上で突然シークレットライブパフォーマンスを敢行したり、ありていの言葉であらわせば時代の寵児であった。

梶原一騎&ちばてつや先生の不朽の名作マンガ『あしたのジョー』の登場人物である力石徹の葬儀を開いたりもした。

ボクシングや競馬が好きだった。

で、「まだやりたい仕事がある」と言って、強烈に光を放つ裏側に濃い闇を浮き上がらせながら、40代後半で死んだ。

そんで、聞くところによると、MJ様のルーツも青森県にあるらしいじゃないですか。

そっち方面への引力もわからないではないが…

ジジイがこれまで基本的にアイドルに興味がなかったのは、いわゆる「アイドル」は光の部分だけなので、まぁ人生経験とやらをヘタに積んでしまった初老には共感ができなかったからじゃが、嵐はそこらへんが違った。

全員にちゃんと陰影が見えるし、それでいて光を前に出す感じにキュンとくるんじゃが。

なかでもMJ様の「次」をいろいろ妄想しているのは、ジジイと育った環境が少し近いwというのもありつつ、内側に影を認めつつ、やっぱり表現者として多面的に挑戦したいという気配が見えるから。

あ、しかし、「いろんな役に挑戦したいです!」みたいなのはイイ子の若手はみんな言うんだろうけど、その気配があるかどうか?ってことじゃよな。

それがMJ様の育った環境に影響を受けてるんだろうなぁ、と。

寺山の原作、蜷川演出の舞台に挑み、

蜷川は、「なんでジャニーズなんかと、仕事をするのか?」とよく聞かれるという。その言葉には、軽蔑的な意味が見え隠れする。彼は「アイドルを舐めんじゃない。」と語り、中途半端な仕事をしている役者よりトップを走り続けているアイドルと呼ばれる人のほうが、並々ならぬ努力をしている―と語った。
【エンタがビタミン♪】「アイドルを舐めんじゃない。」演出家・蜷川幸雄が、ジャニーズを舞台につかう理由。

と称賛される結果を残しておる。

ま、そういう日本演劇史のレジェンドと対峙した経験をしてきて、裏方…みたいな言い方でなく、「舞台をつくる」という行為にリスペクトを感じてしまう。…のも無理はないけど、やっぱ舞台の上のMJ様が観たいぞ。せめて両立しておくれ。

 

なぁ、ジュン子さんや、あの70年代の空気が、いまは新鮮かものぉ…。

https://arazii.com/archives/jun_omote_ura.html
https://arazii.com/archives/jun_urakata_iyada.html
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