悲しいことばかり起きるな…この大地は
最近(てか以前からだけど)土日が幸せすぎて、これでリアルな自分の生活のモロモロが安定してくればなぁ…と都合のいいことばかり考えているジジイです。
テレビ好き、嵐好きのジジイにとって、土日にかけて活動中の全員に会えるのは非常に楽しい。
とくに最近はドラマ班です。
前から書いてますけど、決まった時間に拘束されるのがイヤであまりドラマを観ない&映画もそうそう観に行かないんですが、
(バラエティは遠くなりつつある耳には聞こえないセリフが多少あっても可なので気楽だけど)
この2023年は『どうする家康』もあれば『VIVANT』も来てしまい、もう悶絶の日曜日を送っているわけです。
で、さて、その『VIVANT』。これまたしょぼくれた今の日本にこんな予算どこにあった?と言わんばかりのスケールの大きさで非常に見応えがある。
そして、これがヒットの条件なんだと思いますが、アクションありのサスペンスありーの、怪しい伏線のタネがいたるところにばらまかれてる気配ありーの、なんつーか、これ映画の尺じゃ無理なんだよなぁ。それだけ複雑。かつ濃密。
俳優陣もじつにいい仕事を見せてくれています。
そんな全員主役級の超豪華キャストの中で、ニノが、第5話にしてまだ謎の存在なんだよな。
どうやら役所広司演じる「ノゴーン・ベキ」と縦の関係であることはわかる。
第5話の終わりに
ではお父さん
と言ってたからね。
しかし、「お父さん」と言いつつ、それは必ずしも親子の関係を指すとは限らないよね。
893さんだって「オヤジ」っていうしねw
そして、その「お父さん」が、第1話でニノに向かって言った
悲しいことばかり起こるな…この大地は
というセリフが妙に引っかかってて、それがモンゴルを舞台にした理由でもあるはずだし、どういう話に落とし込むんだろう…と気になって仕方ないのです。
謎が深まりすぎるVIVANT
話が進むごとにいろんな考察が賑わっていて、みなさん
さすがだなぁ!
と感心させられっぱなしなんだけど、オレが気になったのは、8月、終戦の時期も重なったからかもしれないけど、なんで主人公の姓が「乃木」?なんか意図ある?ってところ。
そうこうしているうちに「東条」が出てくる。これはなんかあるかもなー。だけど、とはいえ、まだ2人だかし。たまたまかもしんないし。
と言いつつ、ちょっと興味本位で調べてみる。と、あらま。
登場人物がいちいち旧陸軍の軍人さんと同姓やないけ!
ということに想像が行ってしまう。
と、これがどうストーリーに関連してくるのか、あるいはあくまで「たまたま」で終わらせるのか。そこはどうなるのかわからないし、そもそも日本陸軍の話が出てくるような展開ではない。
展開ではないんだけど、モンゴルや旧満州、さらには旧ソ連で
悲しいことばかり起こる…
経験をした&させたのは歴史的事実だからね…。
しかも、その悲劇を演じたのはニノだからさ…。
ただの妄想?にしては
で、意図を感じちゃったら、調べてみたくなるじゃないですか。
すると。
VIVANT-1あれれれれ?
と驚いたわけです。
ことごとく陸軍系と関連があるような、ないような…。
なんせ「お父さん」は意味シンなこと言うし、戦争を思う夏だし。
ただの妄想かもしれない。でも、にしては、関連性がありすぎる気がするんだなぁ。
キーになる薫ちゃん、そして長野さんがほぼ空欄てのがね、ちょっと説得力に欠けさせる感じはするんだけど、ねぇ。
実際、ニノが送り込まれたラーゲリも、いま戦火の中にあるウクライナも、あのユーラシアの大地でのできごとだから。
それ以前に、太平洋戦争(この場合は大東亜戦争というべきか?)で満州に傀儡政権をつくろうとした日本政府と関東軍による満州事変や盧溝橋事件、ノモンハン事件…そして長崎への原爆投下と同時に起こったソ連による一方的な日ソ中立条約の破棄と満州侵攻…これがまさにドラマ放映の時期に重なる、まさに「悲しいことばかり起こった大地」なんだよね。
悲しい、悲しいことばかり起こったんだ。
そのどれもが日本陸軍と非常に関係が深い歴史だし、この登場人物の姓との関連性が、どのように関連しているのか、いないのか。
何にせよ、徐々にいろんな謎が剥がされ、その上にまた新たな謎がかぶさっていく感じ?これが非常に刺激的だよねぇ。
さて、今後はどんな展開になるのか…。
おーい、カズ子さんやー。考察なんぞしてる時間も、それはそれでドラマを楽しんでる時間じゃのー。