ジジイ同士のオンライン呑みにて
こういうご時世なので旧友からオンライン呑み会の誘いがあった。会議的なことは2度ほどやったけど、呑み会は初めて。話題になってるけど、どんな感じになるんかな。サシ呑みだし。
というドキドキ感が始める前は多少あった。けど、始めてみたら、勝手にいろんな話題が飛び交う。もちろん脈略なんてなく。気を使わなくていいのはいいね。
友人はテレビ番組のディレクターだ。コロナ禍でいつにも増してテレビを観ているジジイは、番協?の盛り上がりが重要な要素だったはずのバラエティが、意外にも善戦してるよなぁ!と思ってるので褒めてみたら、
後輩たちがマジでがんばってんだよ!
と喜んでおった。
リアルな場で
呑もうぜ!
とお互いLINEしてから都合がつかず1年近く、こんなことになってリモートだけど、サイフの気配も気にせずにすむので、これはこれでヨイのでは?とか酒も進むわけですわ。
なのでついでに、
じつは嵐のブログ書いてんだよ。
とカミングアウトもしてみた。べつに隠すことでもない…てか、ネタ拾えないかな?と思ったのよね。
嵐とは…ないなぁ…。
と彼は言った。
バラエティ番組制作のベテランで、嵐の前後左右でJ事務所と絡みがあった(ある)のは知ってたから、もしや?と思ったんだけどな。残念!
で、まぁ、絡みがあったJ系タレントの話とかしつつ、彼が言ったのは、
そうねぇ、嵐だったらニノとやりたいかな?
ニノさんみたいなこと
以前、聞いたことがあった。
Mはある程度リアクションが想像できるんだけど、Yは予測できない天才的なコメントをすることがあるんだよなー。
ニノとやってみたい!という言葉は、そこから出てきたんだろうな。
だから『ニノさん』ができたんだろうな、と。
得体の知れない、でも的確な、笑かす場面では笑かす、うなずかせる場面ではうなずかせる、そんなコメントするよね、ニノって。
いーらっしゃいませー!
われわれ紙芝居集団
この言語反射神経のキレ味ねw
言葉で笑わせるのって、めちゃくちゃセンスがいるでしょ? それを体現しているのがニノだよね。
クリエイター魂に火を付ける、っていうか、さ。
だからこそ、『ニノさん』みたいな、ニノと一緒にバラエティをつくってみたいディレクターたちが寄ってたかって遊び倒す、みたいな謎の番組が生まれたんだと思う。
今度は何が出てくるんだ?って期待しちゃうよね。
なに隠し持ってんだ?
バラエティの現場では唯一無二ともいえる絶妙なトークスキルを持ちつつ。
ハリウッドを代表する名優であり名監督のクリント・イーストウッドをはじめ、蜷川幸雄や山田洋次、倉本聰、クドカンなどお歴々にホメられる。
なもんだから、
そんなにホメられっぱなしも気持ち悪かろう?
と、コッチとしては、あらかじめ斜めから作品を観ようとするんだけど、最後には…じゃなく、わりとちゃんと最初の方から“ニノじゃなくニノが演じる役”に引き込まれてしまう。
演じていたのがニノだってことを(もちろんわかっちゃいるものの)忘れて没頭してしまう。
偽悪家?だし、カネカネ言うしw…なのに「名言」がいちばん多いのもニノじゃないか?
俳優ではございませんし、
日本では歌って踊ってますし、
5人でグループとして活躍していますし…。
『硫黄島からの手紙』でハリウッドからインタビュー受けたとき、何度も?そう答えていたというエピソードにはホントしびれる。
それでいて、小さい植物を丹念に育ててるような繊細さも感じてしまうから、やっかいだ。ほんとにやっかいだ。
まだまだ、なにかを隠し持ってるな? 出したまえ。あ、少しずつ、でいいから。もったいないから。
なぁ、カズ子さんや。ネトフリやアマプラとかで、もっとニノの作品が気軽に観れるようになるといいんじゃがなぁ?
(お茶はお待ちくださいね)