Rest In Peace. 冥福を

嵐以外のこと
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速報表示からの間が…

テレビ東京の『ワールド・ビジネス・サテライト』を観てたとき、「ニュース速報」の表示が出た。

このごろ世界各地で地震も多いし、よからぬ輩がなにやった捕まったもあるし、そもそも「これってニュース速報でやるネタ?」ってのも多かったから、そのスーパーインポーズを最初はぼんやり眺めてた。

が、なんとなく、「その内容」が示されるまで、少し長かった。その間で「まさか?」と感じたんじゃった。

まさか、が当たった。

50年とか生きているからか、人の生き死にに対して、少し鈍感になっている。

けど、やっぱり、ジジイに対してでも、こういった応援したり考えたりさせてくれた偉人の訃報に、正直覚悟はしつつも、ショックではあった。

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たのきん?ダサっ!

プロフィールにも書いたけど、正直、ジジイになるまで、ジャニーズには否定的じゃった。

最初に認識した中学時代は「たのきんトリオ」全盛期じゃった。信じられんかもしれんが、当時、東京23区左上あたりの女子ほぼ全員が聖子ちゃんカットで、下敷きにトシちゃん、マッチの雑誌の切り抜きを挟んでた。

アイドル好きの女子はダサい、というイメージは、そのころ根を生やしたものじゃ。ということは、同時にアイドル好きの男子もダサい、と考えなければ理屈に合わぬ。

で、ジジイのようなモテない男子たちは、ふつーじゃ勝ち目がなさそうなので洋楽ロックに走ったんじゃな。オレたちちょっと違うぜ!みたいな。オトナになって分析するのは悲しいが…それがセーシュンじゃな。

まぁ、一種の目くらまし戦略のつもりだったのかもしれん。今で言う中二病。わけのわからんものを好むのはミステリアスみたいな?(わかりやすく表現したつもりがすでに恥ずかしい)。

後日、トリオの中で少しキャラが違った野村義男氏と仕事をさせてもらった際に、なんか「たのきんと一緒に仕事した!」と少し誇らしく感じたのは否定しない。これでモテるかも?とまでは思ってないが。いや…当時SNSがあったら2ショットアップしてたかもしれん。

※てか、このコメント自体がアピールじゃな…われながらイタい。

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毀誉褒貶の歴史

まぁ、ジジイが青年期を送った昭和期において、ジャニーズを肯定する男子は少なかったんじゃないじゃろうか。ベースが嫉妬にあるにしても、彼らの発する「メッセージ」がおもに女性に…というか女子に向けてのものだったし、そのころ今より男子の男子濃度は高かった気がするから、ジャニーズを応援されるのは「悔しかった」んだと思う。

そうこうしているうちに、ローラースケートを履いた若者たちが、ステージを縦横無尽に走り始めた。

何回か語っているけど、ジジイはいわゆるクリエイター職で、「先端や流行を知っている」意識の人が多くて。光GENJI時代、銀座一丁目のカラオケスナックで、得意先の広告代理店のクリエイティブディレクターが何度『パラダイス銀河』を歌うのを聴いたかわからない。

オレは(気持ちが)若いぜアピール、ということじゃ。

イタかったなぁ。

さらにそうこうしているうちに。ちょうどジジイが20代の中後半のころかな?『光GENJIへ』というスキャンダル本が出版された(あえてリンクは貼らない)。

ジジイの記憶で最古のジャニーズは、フォーリーブス。♪にっちもさっちもどうにもブルドッグ〜とか歌っておられた。

その元メンバーのひとりが暴露本を出したのじゃ。

フォーリーブス、郷ひろみ、たのきん、シブがき隊、少年隊、光GENJIを経て、前出の暴露本を出版されて、日本中の多かれ少なかれジャニーズに敵愾心(嫉妬心)やらを抱いていた男どもやマスコミ連中を中心に、(たぶんほとんどの人は本は読んでないけど大いなる邪推を中心に)ネガティブイメージは拡散された。

ジャニーさんもさすがに心中穏やかではなかったと思う。

が…驚くべきは、そこで消えていかなかったことじゃ。

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叩きつくされても復活!

いま、某関西系の事務所が、叩かれとりますな。でも、『光GENJIへ』のときと濃度の違いはいかばかりじゃろうか。当時はSNSどころかネットもなかった。面白おかしく話題と邪推を呼んだ。でも、ジャニーズは見事に復活を遂げた。

外野から観てたので確信は持てないが、やはり少年隊のラジオからだったんじゃなかろうか。「あいつら、(ジャニーズの)アイドルのくせに、なんかぶっちゃけてるね!」という感じは、ジジイも(いち聴取者としてだけど)直接感じた覚えがある。そこからジャニーズ事務所のイメージが変わった気がした。

その後、SMAPが登場して、そのぶっちゃけ路線に拍車をかけた。驚いたのはアルバム告知のCMで「中居くん歌ってない」とか言わせてたこと。自社CMでだよ?ここがエポックメイキングだったんじゃなかろうか。タグボート多田琢さんの企画。

SMAPのCDジャケットのデザインとかは、当時の広告業界の超一流AD(テレビのアシスタントディレクターとは違うよ。アートディレクターだからね。エラいんだよ)の仕事が効いてる。

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直接面識はないけど、デザインを手がけた大貫卓也さんはこのころキレッキレだったからね。スの字の股に、なんかつけたのも、さすが攻めるなぁ!って空気で受け止められた。で、そんな3の線をアイドルなのに受け止め、クリエイティブを理解し消化してくれる会社(ジャニーズのことね)。ここから、一流のクリエイティブがジャニーズに呼応するようになり、嵐ほかに波及するようになった気がしている。

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ジャニーズが開かれていった!が

広告業界でSMAPのクリエイティブが話題になることが増えたのが2000年代じゃったかな。

当業界は良きにつけ悪しきにつけ、面白ければほかのことは忘れるクセがあるので、例のスキャンダラスな件については話題に上ることも減ったと思う。

と同時に、SMAPが週刊誌から徹底マークにあうようになった。

キムタク…とか言っちゃいかんな。木村拓哉氏が、圧倒的に矢面に立った。その脇で、嵐はのびのび育った…という面もあるのかなーと思う。

そして、いろいろあって、いまや嵐は脚色抜きに「国民的」になったとは思う。

でも、その点について、ジャニーさんはどう思っていたんじゃろう。

アッコさんが、MJの発表について「偉くなったんだ?」とピンずれのコメントを残して顰蹙を買った(らいし)けど、時代はどんどん変化する。大きくなりすぎたのでは?という声も少なくない。

そして、みんなアッコさんをオワコンだからと言うし、ジジイもそう思わなくもないよ。

つまり、嵐をはじめ、ジャニーズが、日本のアイドルマーケットが、今後どうなっていくのか?と。

そんなことが心配になるくらい、ジャニーズという日本特有の芸能スタイルを築いてくれたことには、感謝申し上げます。

また、次の機会に、ゆっくり語らせてください。今度は支離滅裂にならないようにします。

いずれにせよ、この訃報が本当だとしたら、ジャニーさんの遺した想いは大変なことです。

Rest In Peace, 安らかに。

 



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