俺の千葉リターンズ
あの伝説の「俺千葉」が帰ってくる!?
それだけで結構湧いたのが、もうひと月ほど前、9月のことでしたね。
こーゆーの、ほんとは早く書くべきなんだろうけど、なんとなく、発酵するのを待ったというか。
…ま、言い訳ですけどね。
なんつーか、『ひみつの嵐ちゃん』時代の第1回目を、そのころさして嵐に興味なかったんだけど、たまたま観たんですよ。そのなんとも言えない記憶がね、なんか忘れられなくて。
よく「神回」とか言うでしょ? いや、そんな軽々しく言えない(てか神がどんどん軽くなってる昨今の傾向がそもそもどーよ?って高齢者入門中のジジイは思う)。
まぁとにかく、あの「俺千葉」の第1回目は、以前少年だったジジイのハートにぶっ刺さったのよ。
なので、今回のリターンズは、めちゃ期待してた。
意外なほどあっさりしてたけど、これはのちのち未公開の蔵出しで数字を稼ごうという戦略か、それとも『スラムダンク』の終わり方みたいな効果を狙ったのか。
悪ガキあらわる
で、翔ちゃんと相葉ちゃん、ふたりの関係性をボーッと考えてて、思い至ったことがあって。
あ、これ、中坊のノリじゃん!
「俺千葉」に懐かしさを感じたのは、俺自身も通り過ぎてきたクソガキだったころの記憶、あれだ!と。
邪魔してたのは、翔ちゃんに対する先入観だ。
一見、翔ちゃんに「悪ガキ」カテゴリーは似合わない気もする。おぼっちゃん。サラブレッドの血筋。育ちの良さそうな顔立ち。勉強家。
しかし、
ノリでジャニーズに履歴書を送りました
へそピのギャル男でした
キャーキャー大好物です
という断片からも、先入観さえ取り除けば、要件は満たす。
SMAPとバスケがしたくてジャニーズに応募しました
という相葉ちゃんも、まさに少年の軽ノリが出発点だし、なによりいつも誰とでもフレンドリーには見えるけど、翔ちゃんと絡むときはいつも以上にうれしそうな表情をする(気がする)。
ファンにとっては、教室でワイのワイのとちょっかい出し合ってる男子を観るような思いがするんじゃなかろうか。
嵐の5人の中でも、そのあたりの波長の呼応が翔ちゃんと相葉ちゃんは絶妙な気がするな。
そして、いつぞやの24時間テレビでの熱い抱擁からのディープキス…まではしてないけど、心の中では近い状態にあったように見えたよ。
いつもナチュラルな相葉ちゃんに「素」の翔ちゃんが引き出される。そんな素敵な関係があるんじゃないかなぁ。
そして男の子たちは枠を超える
出会ってから25年とかになるのかな。お互いがチームのメンバーとして共通の目標を目指しているときから一拍置いて、それぞれが「自らに由って」新しい挑戦を続けている。
相葉ちゃんのホラーとかも、間違いなくその一環だと思う。
思えばニノもYouTubeに挑戦したり、カバーアルバムを出したり、ラーゲリに収容されたり。
MJ様もこれまでにないキャラを演じてみたり、1年以上甲冑を着て天下統一を目指したり。
その中で、パブリックイメージが強固な翔ちゃんが、どんな動きをするのか。そこにすごく注目してる。
映画ネメシスのあと、ってことだね。
役者としての枠を広げるのか、ジャーナリスト方面か、それとも新たな地平か。CMとかでも期待される方向性が固まっちゃってるし、かといって自分の思いだけではなかなか難しいからね…。
オレ的には、『黄色い涙』とか『木更津キャッツアイ』とか『家族ゲーム』とかの役柄が好きだな。とくに一連の『ピカンチ』のはじけた役どころは本人も楽しそうだったし。
でも逆に超ハードな役柄?例えば外交官とか、戦中の作戦参謀とか、そういう役も見てみたい。
なんか役者方面に引っ張られてるけど…戦後80年を2年先に控えて、「戦争を語り継ぐ」役も準備してるだろうから、そちらの方面の活動にも注目してます。
あ、そだ。ちょうど昨日、翔ちゃんがニューズウイークの記事で教えてくれた軍歴の調べ方を参考に問い合わせた祖父の資料が厚労省から届きました。
いずれにせよ、翔ちゃんも相葉ちゃんも、ニノもMJ様も、そしてサトシも、アラ休を活かしてさらに表現者としての枠を広げて、もっとでっかい嵐を引き起こしてください。
とはいえ、たしか相葉ちゃんはどこかで公言してたけど、翔ちゃんもいまいちばんやりたいのは「ステージに立つこと」なんじゃないかなぁ…と、『Record of Memories』観ながら思ったなぁ。
なぁ、ショウ子さんもマサ子さんもそう思うじゃろ?
▲ここのは『嵐にしやがれ』時代にグルメデスマッチでも紹介されたやつ!