櫻井家の騒動を想像する
ジャニーさんの件で、タメ口がルールだったってことをジジイは初めて知ったのじゃが。
このルールに、櫻井翔ちゃんは、はじめ馴染めなかったんじゃなかろうか?と邪推してしまう。
だって、とーちゃんは官僚トップという家系、自身も慶応幼稚舎から「けーおーのけーざい」という私学トップの学歴に上り詰めたわけですぜ? 偏差値80超えですぜ?
さらに、じーちゃんは群馬の地元紙である上毛新聞の幹部だった、と。
※このリンク、翔担のヨメも少し前までは知らなかったみたいで、そんなに流通してないのかもしれん。面白いから知らなかった人はぜひ読んで!
この家が、「社長にタメ口」なんてありえないだろうし、翔ちゃんも家庭では区別して話してたんじゃろうな。
そんな立派な家の子が、何をとちくるったのか、ジャニーズに応募し、いまや日本一のアイドルグループのメンバーじゃ。
「だってかわいかったんだもーん♡」
と、以前なんかの番組でジャニーズへの応募の理由を聞かれ絶叫していて、それはそれでたしかにかわいかったわい♡
でも、それだけいろいろ整っちゃってるからこそ、賢い子同士の「ネタで」ジャニーズに履歴書を送る、ってゲームをしたんじゃろうな(リアルな事情はジジイレベルでは情報ないが)。
ジジイみたいな下層階級では、そんなゲームを想像する余地もなかった。てか、ま、昭和40年代じゃジャニーズも今ほどは盛り上がってなかったもんな。
で、ネタで出した履歴書に、思いがけずジャニーさんが食いついてしまう。
櫻井家の激震が目に浮かぶ。
いや…最初はさざなみだったんじゃろう。が、いつしか引っ張りだこになっていく翔少年。
どこかの雑誌社とかに翔ちゃんと俊さまの対談を企画してほしいけど(まー無理だろうけど)、そのときから今日までの感情の推移を聞いてみたいもんじゃ。
がんばらざるをえない
翔ちゃんとしても、ジャニーズに入ってからのことは、もちろん想像できてはなかったじゃろう。
それこそ部活のつもりで入ったものの、たぶん早い時点で部活との違いを感じたに違いない。
だって、ふつうの部活には、経済行為はほぼ発生しないからのぉ。
※リアルに言えば、高校野球だって、大学スポーツだって、拡大解釈すれば子供のスポーツにも経済は介入しておるが。
あれ?これって「仕事」じゃん!
経済活動ということは、その行為で生活を営む人のことも考えねばならぬ。
簡単に言えば、だり~ときにバックレることが許されない。
そこに気づきつつ、もはや回転する運命は止められず、かといって家の期待も裏切れず、嵐でデビューしちゃいながらも私学トップレベルの「けーおーのけーざい」に通う、という暴挙をしてしまったんじゃな。
メンバーもときどき言ってるけど、楽屋に入っても勉強してたとか、どんだけガリ勉なんだよ!って思われる恐れあり。
でも、櫻井家のにんげんだもの。
俊さまを始め、家族親戚一族郎党からのプレッシャーはわしのような平民には想像すらできぬレベルであったろう。
そんだけがんばれば、反動もあるのは理解できる。
へそピも開けたくなるわなぁ。
ほぼ満たされている、という苦悩?
そして、大学を卒業し、ジャニーズに就職。
なんかのインタビューか記事かで「就活をしている友だちを見て焦った」というのを読んだ気がする。
翔ちゃんの学歴からすれば、霞が関や超一流企業へも入れたことじゃろう。
しかし、明日をも見えぬアイドル稼業。そりゃー本人も心細かったじゃったろうし、俊さまをはじめご家族は心配じゃったろう。
嵐だって最初は売れなかったわけじゃし。
けれど、案の定、その魅力は徐々に伝わっていき、いまや日本を代表するトップアイドルじゃ。
NHKの『SONGS』でだっけか。どの段階で変化を感じたか?という質問に、翔ちゃん「“花男”ですね」と半笑いできっぱり言っておった。ま、それに乗っかって自分らも売れた、という意識なのじゃろう。
その売れていく過程で、翔ちゃんの高学歴も注目され、『NEWS ZERO』のキャスターにも抜擢される(最初のころのチャラさはいま見ると新鮮じゃな)。
イケメンで高学歴…これって敵視されやすい要素でもあるよのぉ。おそらく、その気配を肌で感じて、自分のキャラを「ヘタレ」方向に持っていったんじゃろうな。もちろん天賦の才も大いにあるが、バランス感覚の鋭さが導いたと思わずにはおられん。
持ちすぎる者の苦悩…というか、それが櫻井翔ちゃんをつくったんじゃろうな。
あらためて努力の人じゃなぁ!と思う。
キャラクターを設計するとき、「マイナスα」があると強くなる、とよく言われる。たとえば、ドラえもんは、ネコ(型ロボット)なのにネズミが嫌い、とか。なんか弱点をもたせるのじゃな。
先日の『THE MUSIC DAY』の仮面舞踏会逆ギメ事件wや『ワクワク学校』のMONSTER抜き打ちテストとか、いやー持ってるとしか言いようのない笑いを的確に投げ込んでくれる。
迷彩とかダブルパーカーとかなで肩とか、「マイナスα」をうまくネタにして笑顔を届けてくれる翔ちゃん。ジジイも惚れるいとおしさ。本当にいい男じゃ。
さて、今夜の「しやがれ」でも、笑かしてくれるかのぉ。楽しみじゃなぁ、ショウ子さんや!
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