スマイル・アゲイン!ありがとうの嵐
ふと、スマホから通知音がした。見ると、嵐の公式からTwitter(別名X)への投稿があったことが表示されている。

ただならぬ予感。言葉になる前のふわふわした謎の感覚…。
読んだときの感情は、きっと多くの嵐ファンと同じなんではないだろうか。
思えば、家族に「嵐沼」に引きずり込まれてはや数年。アラ還ジジイの私も気づけば彼らの歌を口ずさみ、メンバーが出演しているテレビ番組はほぼ欠かさずチェックして喜んでる。そんな私をも巻き込む魅力あふれる嵐が、2026年春を目処にコンサートツアーを復活させると発表した。
しかし、同時に告げられたのは、2026年の5月を持って嵐としての活動を終了するという知らせ。
考えれば、想像していた展開ではあったかもしれない。今の状態のまま、なし崩し的に嵐を終わらせることは、
翔ちゃんやMJ公を筆頭にみんな納得しないだろう。でも永久復活というのも考えにくい。
サトシが芸能界にはもはやほぼ興味を持ってない感じがするから(芸能活動から一切手を引くというところまでは決めてはないとは思うけど)。その気持の動きにはジャニーさんに対する世間からのバッシングの影響もあるんだろうな。悪感情を持ってたら、あんな絵は描かないよ。

心の中に喜びと寂しさが入り乱れて、まるでアオハル時代のような気持ちになっちまった。
SNSでもファンたちは同じように揺れ動いている。「やっと嵐に会える!」と歓喜の声をあげる一方、「でも活動終了はやっぱりショック…」「ずっと待ってたのに、寂しすぎるよ」と、切なさを隠しきれない人も多い。ジジイもまったく同感ですよ。こんなにも心を揺さぶられるとは、自分でも驚いてる。
復活LOVE――嵐の軌跡を振り返って
2019年に活動休止が発表されたとき、世間は衝撃に包まれた。うちの家族も動揺した。ジジイもライブに参戦させてもらった直後で、一体何が起こっているのか理解できないでいた、と思う。まだそこまで沼落ちしきってないころ。だが、そんなジジイが、なぜか今では嵐を語ると熱くなってしまうのだから、人生はわからんもんだ。金パツ氏と直接つながりがある知人に熱くジャニ冤罪を語ったりしたんだから。
で、嵐が実際に活動休止したのは2020年末。そこから今日までの約5年間、多くのファンが復活の日を待ち望んできた。コロナ禍もあって、嵐がいない日々は余計に寂しく感じられたし、彼らの過去のコンサート映像を観ながら家族と

などと、あれこれ語り合った夜は数え切れない。『5×20』のライブ映像を観ながら、練り上げたラストがコロナに邪魔されたことは、自分のことのように悔しくてたまらなかったよ。

だからこそ、今回のツアー復活はまさに夢の実現。ファンに対するLOVEの証。ジジイ的には自分のことより5人にとって「やり残したこと」の昇華を期待している。「ひょっとしてフェイドアウトかも…」とどこかで諦めかけていた気持ちが一気に吹き飛んだ。が、同時に最後の活動と知らされるとは……。喜びと寂しさが、これほどまでに同時に襲ってくるとは思ってもみなかった。
詳細は未定だけど、終わったはずの夢がまだ
まだ具体的なコンサートの日程や会場は発表されていない。チケット情報もまだ。だけど、来年春にツアーを開始、5月ごろ活動終了とのことだから、おそらく国立を何日か連続して、全国をドーム規模にこだわらずまわる予定なんじゃないかと想像してる。
4年半も休止して、何時間も踊る体力の問題もあるし、いろいろ不安要素も正直あるんだと思う。けど彼らのファンへの思いは特別だ。嘘がない(としか思えない)。具体的な日程イメージも調整が進んでいるんだと思う。『5×20』ほどの長丁場は期待しづらいけど、ギュッと濃縮した一世一代の嵐を巻き起こすはず。

そして、場合によっては、未達に終わったアジア&北米ツアーも検討しているかも。詳細は未定だけど、いろんなことを企んでくれていると思う。
ジジイの願いはただひとつ。「1人でも多くの人が嵐のステージを目に焼き付けられますように!」。運営さん、ぜひよろしくお願いしますよ!
2026春に向けて、また巻き起こす嵐。社会的影響も!
この発表はSNSを越えてテレビや新聞でも大きく報じられている。ほぼ経済報道しかしないテレ東の『ワールドビジネスサテライト』でも、そこそこ時間を割いて伝えていた。
翔ちゃんがキャスターを務めている日テレの『news zero』も10分くらい報じていた。
コメントも出していたね。
でもプロデューサーとか現場は

と思ったろうねw
嵐のツアーと言えば経済効果も莫大で、宿泊や交通、グッズ販売など、関連するビジネスも大きく動くだろう。ジジイは宮城のライブの報道をよーく覚えている。その意味じゃ、能登にも行くかもね。
そして何より、嵐が築き上げてきたJ-POP文化への影響力は計り知れないものがある。嵐は単なる「国民的アイドルグループ」ではない。そんな定義を超えて、日本の文化そのものだと言っても過言じゃない。細かく言及するのは日を改めるけど(また長くなりそうだし)、アイドルかと思って聴いていたら普遍的な価値観を歌っていることに気づくからだ。

ジジイは広告制作業を40年くらいやってきて、いちばん濃いときは夜中の3時に打ち合わせ、朝6時にまたすり合わせ…みたいなことをやってきて、その中で表現で大切なのは一時的なネタではなく恒久的な価値を持つのは「人々があまねく感じる人生の共感」だという思いに至った。ま、いまはそんなデカいメッセージじゃなく即物的なのが多いんだけどね。
で、嵐の歌の楽曲としての完成度の高さと同時に歌詞世界の共感性の高さに触れてしまうと、外タレロック以外、ましてジャニ系などは見下していた自分はどっかにすっ飛んでいって、すっかり沼落ちしてしまったわけだ。
例を上げたり勝手な分析もしたいところだけど、長くなるから稿を改める(以前LUCKY MANとかを語ったから気が向いたら眺めてね)。
で、ジジイ自身も、そんな文化的価値を今さらながら深く感じている。彼らの音楽に触れるうちに、自分の中にも若いころの情熱が戻ってきたような気がしているからね。
そして、なんかわからんけど、やっぱり嵐は世界に「普遍的な共感」として響く気がするんだ。ほんの若いころから大人びたメッセージソングを歌ってきた。
んで、実際彼らもすっかり大人になって…というか、それなりの年齢になって、人生の「ある時代」から卒業しなければ、と思ったんだろうな。なんて勝手に想像する。
ま、それについては、またいずれ書くかもしれないし、書かないかもしれない。
いまはまず、これからの彼らの1年を見ていこう。
コロナ休止のときに仕掛けたアジア&北米ツアーの悔しさを晴らしてほしいとも、HELLO NEW DREAM. PROJECTの再来が起こるのか。そのときに乗る企業、乗らない企業、乗れない企業、そしてメディア…これは広告(+メディア)と芸能の関わりの分岐点になる気がしてて、その点も興味深い。
何も言わないで見送るから――これからも応援し続ける理由
正直、嵐が活動終了するという現実は、なんかジジイにしても簡単に理解できる話じゃない。場合によっては休止状態のまま「でもまだ嵐だから」と納得できる状態だったほうがよかったのかもしれない。でも、彼らが新たな道を歩むための選択なら、それを尊重して応援したいと思う。
活動終了後のメンバー個々の活動もいろいろ話もビジョンもあるんだろう。
翔ちゃんのキャスター業はもう一歩先をイメージしている気がするし、俳優としてのMJ公には演じてほしい方向性がいくつもあるけど演出家方面に軸足を移すかもしれない。バラエティほかでの活躍も目覚ましい相葉ちゃんの安定感は役者としてもまだ先がありそう。恐ろしく脳の反応がいいニノは八面六臂で演技派としても世界を掴んでほしいし、いつも予測不可能で才能あふれるサトシはつねに気になるね。ただ、別路線で名を成すだけが価値ではないから、自分を突き詰めていってほしい。それぞれがどんな新しいステージを見せてくれるのか、本当に楽しみだし、応援団の一人としてこれからも追いかけていく。
2026年、サクラ咲ケ
活動は終わっても、嵐が私たちに残してくれた音楽や思い出は決して消えない。「A・RA・SHI」、「Love so sweet」、「Happiness」、「One Love」……もうね、数え切れないんだよ。「GUTS!」もあれば「Believe」も「Monstar」も「果てない空」も「PIKA★★NCHI DOUBLE」も「言葉より大切なもの」も…彼らの曲はこれから何年経っても、多くの人々に愛され続けるはずだ。

…有名な曲ばかり上げるからニワカって言われるんだけどね
世代を超えて歌い継がれていくのが目に浮かぶ。
公式動画では「2026年春」にツアー、「5月」に活動終了と言っていた。
まさに桜の季節じゃないか。
どんなことになるかな。

そして、活動終了であって、解散とは表現してないよ。マスコミはちゃんと書け。
株式会社 嵐 も設立したことだし。
んで、解散したあと復活するケースなんてアホほどある。なのでしていい。決めつける必要なんかない。
とはいえ、2025年の春、嵐が決めたことだ。与えてくれたこの特別な時間を、これからの人生の宝物にしたいもんだね。
