相葉マナブの静かな感動
翔ちゃんの誕生日の翌日、『相葉マナブ』の包丁王子がお世話になっている鋸南町保田漁港のみなさんに寿司を握る、という企画があった。
毎回、番組のエンディングで相葉ちゃんに全力で手を振ることを楽しみとしている身としては気づかなかったんだけど、ツイッターでは「あんな地味な企画が…」という声があって、ハッとした。
しかし、そのツイートは否定的なニュアンスではない。ビッグなゲストに!というわけでもなく、むしろ文字にしてみたら地味なんだけど、とても心が暖かくなる企画だと好印象が多い。
てか、今回は、漁港の人たちに日頃の感謝を込めて、である。地味、ではあるよな。
そこが逆に、いたずらに派手さを求めるのではなく、台風被害の被災地を地道に応援し続けているというスタンスが素晴らしい、というのである。
ま、ジジイのタイムラインは嵐のファンばかりだから、そりゃそうだろうなーとも思う。
いわゆるゴールデンタイムの前の、しかも日曜の、18時からの30分番組だから、という条件もあるだろう。
けれど、なんだろうね?あの、観ていて、とても心温まる感じは?
それがジジイ的には『鉄腕DASH』とも地続きで、日曜の18時〜20時の2時間こそがゴールデンタイムで、そのあと『関ジャム』で
音楽っていいよなー!
と毎回再認識させてもらい、『やべっちFC』とかも観ながら日付が変わっていく…という感じなんですよ。
ま、ジジイのルーティーンはいいとして、『相葉マナブ』の地味企画力は抗いがたい魅力があるよね。
傷をなめる人
ちょっと前、どんな話の流れだったかは忘れちゃったけど、
傷をなめ合う
という相葉ちゃんの発言が取り上げられたことがあった。
戸惑う、というか、比喩表現として受け取っていた人もツイッター上ではいたかと思う。
ま、あんまりふさわしくないよね。カッコいい、仲のいいトップグループの「絆」のあらわし方としては。
でも、ジジイは、それは文字通り取るべきだろうと思った。
それがリアルなんだろうと思った。
休止発表、SNS解禁、メンバーそれぞれのプライベート報道…。ここ1年だけでもいろいろあるけど、それ以前のあれやこれや、おもに妙齢の異性が対象のアイドル稼業、ジジイなんかには想像もできないようなことがたくさんあるだろう。
ジジイが若干わかるCM起用についても、それはそれは多くの人間や都合が関わるからね。いろんなややこしいことがあるもんです。
彼らのインタビューや歌詞にもときどき出てくるけど、キラキラの影に「人間としての」苦悩も…光が強くなればなるほど影は濃くなる…と。
だから、ほんとに傷をなめあってきたんだと思う。心に刺さった棘を、それぞれの立場から、それぞれのことを慮って(おもんばかるってステキな言葉だよね)、抜いて慰め合ってきたんだろう。
これは被災者に「がんばれ」と言わず、寄り添うほうがいい…という話に似ていると思う。
で、おもになめ役になってたのは、たぶん相葉ちゃんなんじゃないかな。
彼こそが「かけがえのない仲間」として嵐というグループが20年続いた最大の理由かもしれない。
キーマンは相葉ちゃん
嵐というグループは仲がいいと言われるけれど、
それは相葉ちゃんがいるから、だと思う。
年齢がちょうどまん中だから、というのはあるだろう。
けれど、テレビなどの画面からしか面識ないトップアイドルだけど、相葉ちゃんの「共感力」はすごく人を引きつける…いや、動物も…というのがあると思う。
共感力ってのはシンパシーっていうのかな。相手と同じ気持ちになる力。これって言うほど簡単じゃないからね。そうじゃない人はすぐ見透かされるから。
そこが過小評価されてる気がするけど、CM出演本数はリアルをあらわしているよね。
だから、保田漁港の関係者さんたち、おばさまたちも目がキラキラしていたよね。相葉ちゃんが目で
ウェルカム!
って言ってたからだと思うよ。
ああ、彼女たちがいつか嵐のライブに行って、うちわを振りながら盛り上がって欲しいなぁ!
おーい、マサ子さんやー。いつも気遣ってもらってありがとうなー。