ジジイは、とっても、見直したのじゃ。
翔くんの向上心に、じゃ。
きのうの「家族ゲーム」は、
櫻井翔の脱皮ショーじゃったな(念のため言うがオヤジギャグじゃ)。
とくに感じたのが、40分前後の、忽那詩織をふっとばすシーン。
お相手は妙齢な女性じゃ。ふつう、ちょっとためらってしまうじゃろうて。
まして自分は「アイドル」じゃからな。
けれど、躊躇なくふっとばしておったわい。忽那ちゃん、マジで痛そうじゃった。
もちろん、監督の指示じゃろう。何度かNGも出したんじゃろう。
しかし、自分の中の「狂人」をちゃんと引き出せんと、ああいう演技は無理じゃなかろうか。
アイドルながら狂人を演じる。テレビドラマで。
ある種の賭けだったんじゃろうて。
ドラマを見ながら考えていたのは、櫻井家の子育てのことじゃった。
慶応の経済学部…内部昇格にしても私学最高峰じゃ。
そこからジャニーズに就職(?)し、いまや超トップアイドル。
それだけでマージャンで言えば役満じゃ。
なのに、ニュースキャスター(最初は「役」じゃったが、いまや立派なもんじゃ)、
さらに役者としての幅も獲得しようとする…。
トリプル役満か!?
向上心じゃのぉ。
櫻井家には、
いつも上を向いていることに価値を置くような
子育てがあったんじゃろう。
現状に満足せず、つねに次を目指す、という。
それも、たぶん、「明るく楽しく」じゃ。
これはジジイも考えさせられた。
新しいことにチャレンジするのは、だんだんめんどくさくなるもんじゃ。
それは怯えでもある。
また、上を向くのが義務になってしまえば、それは負担じゃ。
勉強でも、できるやつは楽しんでるんじゃ。
うーむ、ますますスゴイな、翔くん。