FNS歌謡祭は第一夜だった
ツイッターを見てなければ、もしかしたら最初のところは観れてなかったかもしれなかった。危なかった。
しかし、FNS歌謡祭の第一夜を無事鑑賞することができました。
ツイッターにも書いたけど、最近あんまり評判がいいとは言えないフジテレビだけど、音楽番組は伝説となった『夜のヒットスタジオ』を制作していた局じゃ。あれは素晴らしかったからなぁ。とくに演出がもうゴリゴリで、楽曲の世界観をいかに解釈してお茶の間(まぁ昭和だからそう形容するが)に届けるか、もう懸命にやってたイメージがある。
ジュリーの一連のヒット曲とか、山本譲二の『みちのくひとり旅』だとか。
ごめんねー。古くて。
でも、本当に後世に残るくらいのいい映像をつくっていた。
で、バラエティはとんと落ち込み気味だけど、FNS歌謡祭に関してはキャスティングも演出も素晴らしいと思う。
もっとも生だから凝ったセットとかは組めそうもないけど、聴かせるコラボとかね、気が効いてるよなーといつも思う。
相葉ちゃんのMCについて
で、夜中に仕事とかしてるとマシンが古いこともあり、読み込みにやたら時間がかかったりする。と、ヤフーニュースとか、ついつい覗いたりするのだが。
FNS歌謡祭、相葉ちゃんのMCについてのヤフコメを読んで、もういたたまれなくなってブログを更新することにしたのだ。
そもそも、ヤフコメってのは、シニカル…てかネガティブバイアスが強いところで、ある程度辛口の感想は想像できたと言える。
先天性ジャニーズ忌避症の中2が多いところだしね。
とはいえ、「むいてない」ってのはねぇ。相葉ちゃんのキャラを何だと思ってるんだ。ざけんな!
激おこぷんぷん丸である(すでに古いが)。
あのだな。立て板に水のような淀みのないMCが必要なら、そりゃアナウンサー出身者をキャスティングするだろうよ。すりゃいいだろうよ。
しかし、FNS歌謡祭の総合演出は、相葉ちゃんを選んだのだ。
正確な技術よりキャラクターを選んだのだ。
数字を取らなければならない、という民放の使命が、相葉ちゃんに白羽の矢を立てたのだよ。
人柄という圧倒的優位性
ジジイが広告業界に入ったころ、「ヘタウマ」なイラストが爆発的に流行っていた。
それまで「スーパーリアル」といった、写真と見まがうようなイラスト手法が流行っていたのだが、それのカウンターとして現れたんじゃなかったかな。
湯村輝彦さんのイラストを、至るところで見たもんだ。いま見てもイカしてるぜ!
技巧にかかわらず何らかのかたちで琴線に触れる
Wikipedia ヘタウマ より引用
技巧的ではない。しかし、相葉ちゃんは先天的な人柄という技術?によって、人を惹きつけずにおかない。
でなけりゃ、あんなにCMのオファーは届かない。だって嵐のメンバーはかなり高いぜ!?
汗はかくし、カンペもガン見するかもしれない。
絵に描いたような「カンペキさ」ではないのだろう。
でも、だからこそ、演者もリラックスできるというところは確実にあるんだと思う。
以上のことなどなどの要素から、ご指名いただいたのが相葉ちゃんだったのだ。
2021年以降にフジ系列で新しい音楽番組を予定していて、そこのMCを考えている。…かどうかは知らない。
が、相葉ちゃんの人柄を買ったキャスティングは、これからもっと増えると思うぞ。
おーい、マサ子さん、第2部も楽しみじゃのぉ!