ニノの魅力はウソの味
ジジイはときどきカレーをつくる。
そもそも学生時代に渋谷の「ボルツ」ってカレー屋でバイトしてたということもあるんじゃが、30年くらい前かな?dancyuという雑誌を見て、いきなりスパイスから器具(寸胴鍋やらフードプロセッサーやらスパイス専用のコーヒーミルやら)を一気に揃え、修業の道を歩き始めた。
とは言っても、ま、シロートの娯楽修行なので、1か月に1回とか、隔月?季節ごと?半期に一度?とか、だんだんバーゲンのようなスケジュールになっていったのじゃが。
でも、味覚音痴のくせに少しスパイスの特性はわかるようになって、カレー粉を使わずカレーをつくることはできるようになった。
ま、面倒くさいときはカレー粉に頼るんだけど。やっぱり圧倒的に安定感あるし。
というわけ?で、嵐の魅力、と言ってもいいんだけど、ニノの醸し出す「ウソっぽさ」というのは、グループを引き立てるためのな〜んとも表現し難いスパイスになっておると思う。
アイドルなのに偽悪体質だしw
でも、わりと真っ直ぐな人が多い嵐の中において、ニノがいることがどれだけ役に立っているか?と考えると、まったく得難いキャラであることがわかるのぉ。
以前、「鉄腕DASH!」で長瀬が紹介していたヒングというスパイスに近いのかも。匂いは強烈だけど、カレーに入れたらすごく奥行きのある味になる…っぽい。
▼買ってみた。まずフタが開けにくい。腰が引いてるからかもしれんが(興味がある方は要レビュー参照)。
カネが好き!とのたまう…
そんなことアイドルじゃなくても気が引けるのに、平気で
カネが好き♡
とかヌケヌケとのたまう。
ライブでも
いらっしゃいませ〜!
じゃもんな。
これが僕らの商売ですぅ〜って言ってるわけじゃしw
嵐全体を考えた上でのバランス感覚がなせる戦略ではあるだろうけど、なんか…さすがだなぁ!と思う。
よく“危うい魅力”という表現をするが、ニノの場合の危うさは、アイドルであることを平気で逸脱しようとするところじゃなぁ。
テレビ観ながら
おいおい!w
と突っ込みたくなる。
そこでニノの術中にハマっておるわけじゃもんな。
なのに正直というギャップ
なのに、インタビューとかで、ものすごくまっとうなことを言ったりするじゃんか。
アイドルじゃなかったらこんな役もらえてませんから。
とか。
言わされてたり事務所が用意したコメントではそんなこと答えられない。それが読み手にも伝わってくる。
それで演技も確かだから大御所と呼ばれる監督とかにも愛されるんじゃろう。
さらに、歌でも切なく汚れのない伸びのある中高音域を出すから、なんだこいつ!とジジイですらギャップ萌えしてしまう。
サトぴょんと絡むときのうれしそうな感じとかも…50過ぎの男をキュンキュンさせてどーすんじゃ!ってのよ、まったくw
おーい、カズ子さんやー。カレーはやっぱり辛いのがいいのぉ。